シティーガール日誌

シティーガールな生活

泣いた日

 

 

泣いた。

数年ぶりに、他人の前で泣いた。

 

なんで涙が出たのかはよくわからないけど、

恐らくあれは「悔し泣き」だったはずだ。

 

 

世の中には理不尽で頑固な奴がごまんといる。

なのにその理不尽と頑固に押しつぶされて、

私は泣いてしまった。

 

 

涙の破壊力を思い知らされた。

周りにいるみんなが、慌てて、慰めて、

暖かくて優しい目で、私のことを見ていた。

 

 

辛い思いを理解してもらえたのかはわからない

けれど、泣くという行為の恐ろしさを知った。

大人が泣くということはここまで破壊力があるのかと。

 

 

とんでもない行為をしてしまったと思った。

他人の涙は心を動揺させるものだと知った。

 

 

 

すぐ泣く女が嫌いだ。

そんな調子で今後どうやって生きていくの?

そんなことばかり思ってた。

 

でも私は今日、泣いた。

嫌いだった、泣く女になった。

 

 

冒頭でも話したが、

感情がよく分からなくなって、泣いた。

多分悔しかったのだと思う。自信はない。

 

 

人は、訳が分からなくなると涙が出るらしい。

それはもしかしたらサインなのかもしれない。

もう私は限界ですよというサイン。

 

 

きっと私は理不尽で頑固な先輩に対して、

態度や言動全てに苛立っていた。

それなのに進む時間にも苛立っていた。

 

 

明日はまたその先輩と顔を合わせて話す。

最悪な土曜日の幕開けだ。

 

 

 

私だって頑固だ。自分は理不尽だとも思う。

だから、私はもう泣かないし、負けない。

1度泣いたら成長するものだから。

 

 

 

泣いた日のことはしばらく忘れないだろう。

これが、私の泣いた日。